川崎葬儀なび

葬儀の流れとは?葬儀までに家族がやること、必要な手続き等を確認

身内に不幸が起こった際は、家族や葬儀会社と連絡をとり、通夜や葬儀に向けた手続きを行う必要があります。通常では、火葬までの期間は4日以内となるため、短期間でやらなければならないことが多く、ハードスケジュールになってしまいがちです。

宗旨宗派で葬儀の細部が異なる場合もありますが、基本的な流れは大きく変わりません。そこで今回は、身内が死亡してから葬儀を終えるまでの流れについて解説します。
スムーズに葬儀を執り行い、故人を快く送りだすため、事前に大まかな流れを把握しておきましょう。

目次

    亡くなってから葬儀までの流れとは?

    逝去から葬儀が終わるまでの大まかな流れを逝去日、通夜、葬式と3つに分けて解説します。
    葬儀の流れを事前に知っていれば、突然の不幸にも滞りなく葬儀を執り行うことが可能です。信仰する宗教・宗派によって葬儀の細かい内容は異なりますが、ここでは、仏式の一般的な葬儀の流れについて解説を行います。

    1 逝去日

    1.1 [逝去]家族や葬儀会社に連絡する

    死亡が確認されたら、まずは家族や友人、知人、菩提寺などに訃報を知らせ、葬儀社に連絡を取り葬儀の手はずを整えます。入院中であれば危篤になった段階で一報を入れることも大切です。亡くなった状況によってその後の対応が異なります。

    ◯病院で亡くなった場合

    持病などで入院中の病院で亡くなった場合は、その場で死亡診断書が発行されます。

    ◯在宅療養の場合

    自宅で看取った場合は、かかりつけの病院へ連絡を入れます。かかりつけの病院がない場合は、救急車を呼び判断を仰ぎましょう。このとき、勝手に遺体を動かしてはなりません。医師による死亡確認を待ちましょう。

    ◯事故死や突然死、自死などの場合

    医師による死因の特定ができない場合や事故死の場合は、警察への連絡が必要です。検視官や監察医によって死因の特定がされ、警察から死体検案書が渡されます。

    [ポイント]

    • 死亡診断書や死体検案書の提出は、ほとんどの場合葬儀社で代行してもらえます。事前に葬儀社を選定しておくと慌てずに対処できます。
    • 遺体は死亡から24時間は火葬が禁じられています。この段階で慌てる必要はないので家族や葬儀社に連絡し、落ちつて手続きを行いましょう。

    1.2 [安置]遺体を搬送して安置する

    病院などでは、数時間以内で霊安室からの移動を求められることも多くあります。そのため速やかな遺体安置場所の確保や、寝台車の手配が必要となります。葬儀社と相談し、ご遺体を安置場所に搬送します。

    安置場所としては、自宅や斎場、専用の保管施設などがあります。

    [ポイント]

    • 葬儀社を事前に選定していない場合、病院から紹介して貰える場合もありますがその場で葬儀社を選定することになります。なるべく事前に葬儀社を選定しておくと余裕を持って行動できます

    1.3 [打合せ]葬儀の日程や内容を決める

    家族で誰が喪主・施主を担当するか、葬儀の形式や参列者の人数、予算などについて話し合います。葬儀社と打ち合わせて日程や内容を決定し、職場や学校、関係者への連絡も行いましょう。

    死亡届の手続きや供物の手配などは、葬儀社に依頼すれば引き受けてもらえます。喪服の準備を忘れないようにしましょう。

    1.4 [納棺]遺体を清めて棺に納める

    納棺の際には家族や納棺師が末期の水を含ませ、湯かんなどによって遺体を清めて死化粧を施し、死装束を着せます。納棺師がいない場合は、遺族が全ての用意を行う必要があります。

    故人が生前愛用していた品物など、共に棺に納めたいものがあれば準備します。ただし、ガラスや金属を含むもの、貴金属の類は棺に入れることができません。葬儀社に確認をとり、品物によっては直接骨壺の中に入れるようにしましょう。

    2 通夜

    基本的に全体的な通夜の進行は、基本的に葬儀社が取り仕切ってくれるため心配する必要はありません。ただし、受付開始の2時間ほど前までには会場に到着し、それぞれの役割や段取り、席次などを確認しましょう。不安なこと、わからないことがあれば何でも担当者に相談しましょう。芳名帳や筆記具が足りているか、供花や供物、会葬礼状に誤りがないかもチェックします。

    通夜式では読経と共に喪主から焼香を行い、通夜振る舞いの用意がある場合は焼香を終えた参列者を別室でもてなします。参列者からお悔やみの言葉をかけられた際のマナーとしては、目礼やお辞儀のみ、もしくは「恐れ入ります」とひと言添えるだけで問題ありません

    現在では通夜振る舞いを含めて数時間程度で終了することが一般的です。一般参列者の帰宅後は、葬儀社と打合せの上、親族や葬儀担当者と翌日の時間割を確認しておきましょう。

    3 葬式

    故人との最後のお別れをする葬儀・告別式を執り行い、火葬します。

    通夜同様、全体的な進行は葬儀社に取り仕切ってもらえるため、心配する必要はありません。

    3.1 [葬儀]告別式

    葬儀開始の1時間ほど前には式場に到着し、葬儀社と段取りを打ち合わせておきましょう。弔辞・弔電の氏名や順番が正しいか確認し、会葬礼状や会葬御礼品、受付の準備を済ませます。焼香の順番は通夜と同じく喪主から遺族、一般参列者の順番となります。

    閉式の宣言が行われたら、遺族は最後のお別れの挨拶と共に故人の周囲を生花で彩ります。棺の蓋を閉じて、喪主から順番にくぎ打ちを行えば、出棺準備は終了です。遺族や親族で棺を寝台車へ乗せ、火葬場へと送ります。

    3.2 [火葬]骨上げ

    火葬場では、僧侶や葬儀社の案内に従って最後のお別れをします。火葬に必要な時間は1時間程度です。火葬が終了した後の骨上げでは、喪主から血縁の深い順番に2人1組で同じ遺骨を挟んで拾い、足先から順に骨壺に納めていきます。地域によって風習が異なることがありますがわからないことは葬儀社に相談すればサポートしてもらえます

    事前に分骨を希望しておけば、分骨用の骨壷を用意してもらえます。骨上げ後に受け取る埋葬許可証は、納骨時に必須の書類となるため厳重に保管しましょう。分骨後の納骨場所が異なる場合は、火葬場から発行される分骨証明書が必要です。

    3.3 [換骨法要・初七日法要]故人を供養する

    火葬後に自宅や斎場に戻ってきた遺族や親族を塩と水でお清めをし、僧侶の読経と焼香によって行われる法要が換骨法要です。初七日法要は、本来逝去から七日目に行いますが、近年では葬儀・告別式の当日に行う「繰り上げ初七日法要」が一般的です。

    どちらも地域や宗派によって手順や風習が異なるため、必ず事前に確認しましょう。

    3.4 [精進落とし]僧侶などを招いて会食する

    古くは遺族が肉や魚を絶ち、四十九日の忌明けを区切りとして通常の食事へ戻る儀式のことを精進落としと呼んでいました。

    現在の精進落としでは、火葬後に行うことが一般的で、僧侶を始めとしてお世話になった人々を喪主が招き、式が滞りなく終わったことへの感謝を込めて会食や宴席を設けます。

    まとめ

    以上、逝去から葬儀が終わるまでの大まかな流れを紹介しました。

    数日間のうちに様々な手配、挨拶や連絡を多く行う必要があるため、遺族は非常に慌ただしく動くことになります。

    しかしながら葬儀に関するほとんどの事柄は葬儀社がサポートしてくれます。いざというときに慌てないため、故人を快く送りだすために事前に信用できる葬儀社を選定しておくと安心でしょう

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